腰の痛み ぎっくり腰 脊柱管狭窄症 椎間板ヘルニアでお悩みの方へ 腰痛のお話
今日は腰痛のお話をしたいと思います。
あおば整骨院蕨院には腰痛で来院される方が大変多くいらっしゃいます。そのような患者様の大半は腰痛を病名と思っている方が大変多くいらっしゃいますが、腰痛は病名ではなく症状の一つということはあまり知られていません。治療の方向性を決めるためにはその腰痛という症状の原因が何にあるかを診断することがとても重要になります。
腰痛の症状を起こす身体の部位として大きく分けると
1筋肉 2骨 3神経 等
に分かれてきます。
また痛みを起こしている部分がどのような状態になっているかをさらに細かく分けると
1筋肉 ~ ぎっくり腰 筋膜性腰痛 等
2骨 ~ 脊椎分離症 圧迫骨折 椎間関節症 脊椎症 等
3神経 ~ 椎間板ヘルニア 脊柱管狭窄症 すべり症 等
となります。
このような病態の中には治療方法によってはかえって症状の悪化を招く危険な場合もあります。
例えば
・ぎっくり腰の際にカイロプラクティックや整体での骨盤矯正やリラクゼーションでのマッサージなどは炎症を強め痛みが増加する
・椎間板ヘルニアの際ハムストリングのストレッチは神経の伸長を引き起こし足の痛みやしびれを引き起こす
等、何の治療をするかも大切ですが、まずはどのような診断をするかがとても重要になってきます。
正確な診断は整形外科でレントゲンやMRI等の画像診断がないとわからないと思われている方も多いですが決してそんなことありません。
例えば
・脊柱管狭窄症には間欠性跛行(歩いていると足の痛みやしびれが起きてくるが座ったりしゃがみ込むことで足の症状は軽くなる。自転車で動く分には足の症状は出ない)の症状がある
・椎間板ヘルニアには神経分布に沿った足のしびれ、痛み、運動障害(坐骨神経痛)の症状が出る
・脊椎分離症は10代のスポーツ障害、20代の肉体労働をしている男性に起きやすい
・脊椎すべり症は中年女性に起きやすい
等、これらはほんの一部ですが腰痛を引き起こす各疾患にはそれぞれ特徴があります。
問診(生活環境、実際に起きている症状、どのようにすると起きるのか、いつごろからの症状か 等の聞き取り)、徒手検査(画像や血液検査などの検査と違い動きなどから確認する方法、実際の整形外科のドクターも診断時に用いている)を丁寧に行い、各病態の特徴(起きやすい年齢、性別、各病態の特徴的な症状等)をしっかりと把握しておくことで腰痛を引き起こす病態を診断することは十分に可能です。
当院でも初回の施術の際は特に患者様への聞き込み、徒手検査、病態説明、施術方法の説明にお時間をかけさせていただきますので、余裕をもって来院していただくことをお勧めしております。
蕨院 蕨市中央3-2-7